シャンパーニュ　パイパー・エドシック　オール・セリィ　1971
Champagne PIPER-HEIDSIECK　Hors-Serie 1971

創業以来235年を超える歴史を持つパイパー・エドシックのDNAには、卓越したワイン造りと手間暇を厭わない、匠の技が刻み込まれています。パイパー・エドシックのブドウ栽培とワイン醸造技術に責任を負うエミリアン・ブティヤは、前任者達が残した誉れ高き足跡の継承者として、メゾンの歴史と伝統を守り、伝え、そして新たな創造を積み重ねるその使命において、多彩なテロワール、人、代々受け継がれる技と知識を余すところなく披露しています。パイパー・エドシックならではの自由な発想と大胆さ、そしてシェフ・ド・カーヴ　エミリアン・ブティヤの解釈を加えながらも変わることのない卓越性を発信している「オール・セリィ」コレクションの第1弾。オール・セリィ1971は、50年もの熟成と現シェフ・ド・カーヴ　エミリアン・ブティヤのデゴルジュマンから生まれた唯一のシャンパーニュです。

「オール・セリィ1971は今から50年前、1971年にこのワインをブレンドしたクロード・ドゥミエールとともに造ったヴィンテージ・シャンパーニュです。歴代のシェフ・ド・カーヴから継承されたレガシーが体現されています。」とエミリアン・ブティヤ。1971年ヴィンテージはパイパー・エドシックの名作とされています。1785年にフローレンス＝ルイ・エドシックがフランス王妃マリー・アントワネットに献上した歴史あるブレンドと同じ、12の畑で栽培されたブドウが使用されています。彼が選んだ1971年ヴィンテージは、50年の年月を経て2021年2月にデゴルジュマンされました。10g/Lの門出のリキュールは、2019年のシャルドネから造られたもの。1971年当時の伝統と同じく、マロラクティック発酵は行っていません。リキュールとワインは絶妙に調和しています。鋭い見極めによるこのドザージュにより、ヴィンテージのふくよかさ、バランス、驚きの個性が凝縮され、躍動感が解き放たれ、グラスに注いだ時に豊かに花開きます。

オール・セリィ1971は長い時を経ているだけでなく、1本1本のボトルの個性も持っています。同じブレンドでありながらも、ボトルの中で熟成が進むにつれ、1本1本に個性が生まれ、それぞれの味わいを楽しむことができます。ゆえに、1本1本にシリアルナンバーが印字されています。
世界で2021本のみリリース。半世紀の間、セラーの中で研ぎ澄まされ、デゴルジュマンによって再び目を覚ましたオール・セリィ1971。ワイン通の方に贈るもよし、友人や知人と一緒に味わうのもよし、1971年から今日までの長い年月を反映した連続性のあるアロマとフレーヴァーをお楽しみください。

銅色を帯びたゴールドの色調で、泡は大人しい印象。直線的で豊か、スパイシーで力強いアロマティックな香り。リコリスやクローヴに続きコーヒーやダークチョコレートの香りが現れます。黒いドライフルーツに続き、オリエンタルなドライフラワーのニュアンスも感じられます。口に含むと、50年もの熟成を経たシャンパーニュにも関わらず華々しいフレッシュさがあり、豊かな調和が生まれます。長い余韻はなめらかに口中を纏います。
ペアリングは、18カ月熟成のコンテ、生姜やクミンを効かせたラム肉のタジン、モンクフィッシュ（アンコウ）のカレー風味などがおすすめです。