ドメーヌ・カーネロス特集

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ドメーヌ・カーネロスのラインナップ
ドメーヌ・カーネロスのスパークリングワインのラインナップご紹介します。使われるブドウは、自社畑の、スパークリングワインにとっての高貴品種とも言えるピノ・ノワールとシャルドネのみ。シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造られます。ドメーヌ・カーネロスのスパークリングワインはいずれも、ワイン・スペクテイターやデカンターなどの著名評価誌で93~96ポイントの高評価を得ながら、シャンパーニュよりひとまわりお手頃なのも魅力!ご自宅のセラーのレギュラーに入れていだきたいおすすめワインたちです。品薄でしばらく入荷がなかったブリュット・ヴィンテージも少量ながら入荷しています。
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いきいきとしてフレッシュ&クリーンかつ軽やかな複雑さ
ドメーヌ・カーネロス ブリュット・ヴィンテージ 2020
6,380円(税込)
ドメーヌ・カーネロスのスタンダード・スパークリング。ピノ・ノワールとシャルドネのみを使用。酸とミネラリティを大切にし、フレッシュさを表現するため、ナイトハーベストを行い、オークは使わず、マロラクティック発酵は5%だけ。複雑性と深みを増すために最低3年間セラーで熟成。洋梨、青りんご、柑橘類の皮の香りに軽いトーストのヒント。味わいには、焼きリンゴ、ブリオッシュ、そしてほのかにキーライムパイのニュアンスが感じられます。ドザージュ 9g/L。
- 産地
カリフォルニア/ロス・カーネロスA.V.A.
- 品種
- ピノ・ノワール 62%、シャルドネ 38%
- タイプ
- スパークリングワイン(白)/辛口
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ピノ・ノワールの複雑さにシャルドネのフィネスとミネラル感が調和
ドメーヌ・カーネロス ブリュット・ロゼ キュヴェ・ド・ラ・ポンパドゥール
7,920円(税込)
繊細なサーモンピンクの色合い。豊かな果実味のロゼを生み出すために、ドメーヌ・カーネロスではセニエとアッサンブラージュの2つの方法を併用するという独自の製法を用いています。ピノ・ノワールの果汁の一部を果皮と数日間スキンコンタクトさせ、そして少量のピノ・ノワールの赤ワインを加えます。これは色合いや味わいを微妙に調整するために、スキンコンタクトの早い段階で行われます。ポプリ、ラズベリー、野イチゴの香り。タンジェリン、チェリー、ほのかなブリオッシュの風味。なめらかな口当たりと長い余韻。シャンパーニュのようなエレガントさを備え、若いうちから楽しむことができますが、熟成によってさらに複雑味が加わります。ドザージ9g/L。
- 産地
カリフォルニア/ロス・カーネロスA.V.A.
- 品種
- ピノ・ノワール 60%、シャルドネ 40%
- タイプ
- スパークリングワイン(ロゼ)/辛口
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最高品質のシャルドネ100%で造るワイナリーの最高峰キュヴェ
ドメーヌ・カーネロス ル・レーヴ ブラン・ド・ブラン 2016
20,900円(税込)
ル・レーヴはフランス語で「夢」の意。ドメーヌ・カーネロスの最高峰のワインです。自社畑の最高品質のシャルドネを厳選して使用。最低6年間の瓶内熟成を経てリリースされる、洗練と複雑性を極めたブラン・ド・ブランです。生姜、洋梨のポシェ、ローストアーモンド、パイ生地の香り。白桃、リンゴの花、ブリオッシュ、焼きたてのレモンメレンゲパイの風味。深みと純粋さを備え、エレガントな余韻が長く続きます。現在も楽しめますが、長期熟成か可能でセラーで数十年にわたって進化し続けます。ドザージ8g/L。
- 産地
カリフォルニア/ロス・カーネロスA.V.A.
- 品種
- シャルドネ
- タイプ
- スパークリングワイン(白)/辛口
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珠玉のスパークリングワインを生み出すドメーヌ・カーネロスのワイン造り

2025年3月、ドメーヌ・カーネロスのCEOレミ・コーヘン氏が来日しました。彼女は、ファインワインビジネスの世界で25年間、ブドウ栽培とワイン造りから、販売、マーケティングやブランド構築まで、さまざまな経験を持ちます。ワイン・インダストリー・ネットワークによって「Wine's Most Inspiring People" in 2024」トップ10の一人に選ばれるなど、アメリカのワイン業界で注目されている人物です。彼女が語ったドメーヌ・カーネロスの成り立ちと魅力をお伝えします。
ドメーヌ・カーネロスの歴史

ドメーヌ・カーネロスは、1987年、シャンパーニュ テタンジェとアメリカのコブランド・コーポレーション(コフ・ファミリー)のジョイントベンチャーにより、ナパとソノマにまたがるカーネロス地区に誕生しました。ワイナリーには、テタンジェのマルケットリー城にインスパイアされたシャトーがあります。1987年が初ヴィンテージ。スパークリングワインは瓶内二次発酵にこだわり、高品質のピノ・ノワールのスティルワインも造られています(現在日本への輸入はなし)。初代ワインメーカーのアイリーン・クレイン氏は、33年間CEOを務め、アメリカのアイコニックなワイナリーと認識されるまでに、ブランドとワイナリーを築き上げました。

2020年に、アイリーン同様才能あるレミ・コーヘン氏が、CEOとして後を引き継ぎました。質の高いワインを生み出し続けるとともに、サスティナビリティの向上、より高品質で効率的なプレス機の導入、ビジターセンターの試飲エリアの刷新、ペアリング体験の提供など、サスティナビリティや顧客接点においてさらにワイナリーを進化させています。
テロワール
ドメーヌ・カーネロスの畑は、カリフォルニア ナパ・ヴァレーとソノマ・ヴァレーの南にまたがるカーネロス地区にあります(ロス・カーネロスA.V.A.)。日中は暖かく日照がありますが、朝晩は近くのサン・パブロ湾から流れ込む冷たい風と霧の影響を大きく受け、そこまで高くない緯度と標高のわりに、長く適度に涼しい生育期間を享受できます。気温は、ブルゴーニュよりわずかに涼しく、シャンパンよりわずかに暖かく、シャンパーニュやハイクオリティのスパークリングワインの主要な品種であるシャルドネとピノ・ノワールがゆっくりと均一に熟し、完璧なバランスを保つための最適な条件を備えています。


ワイナリーを囲むドメーヌ・カーネロスの名の畑の他に、2016年までに、ポンパドール、ラ・ロカイユ、ル・シエル・セラン、トゥラ・ヴィスタ、アントゥレ・アミスの5つの畑を購入し、現在は100%自社畑産のブドウを使用しています。ナパとソノマに。トータル約162haの畑を所有し、約101haでピノ・ノワール、約61haでシャルドネを栽培しています。それぞれの畑にピノ・ノワールとシャルドネが植えられており、マイクロ・クライメットに合わせ、クローンや台木などテーラーメイドで栽培を行っています。
ワイン造り

長期熟成による複雑さと繊細さを備えた素晴らしいスパークリングワインを造るには、スティルワインに比べ、低い糖度と高い酸度を持つブドウが必要です。ドメーヌ・カーネロスでは、涼しい夜間に、手摘みで収穫を行います。そして、収穫されたブドウは、約6.5km以内にあるそれぞれの畑から、迅速にプレスに向かいます。

ドメーヌ・カーネロスのスパークリングワインは、瓶内二次発酵にこだわり、求めるスタイルのため使用する品種は、自社畑のピノ・ノワールとシャルドネのみです。冷涼な地域とは言え、シャンパーニュなどフランスの冷涼な地域より日照は多いため、ブドウの熟度は高くなります。そのため、マロラクティック発酵はほぼブロックし、フレッシュさをキープしています。キュヴェにより異なりますが、最低3~6年間の長期熟成。酸とミネラリティ、フレッシュさと繊細さ、複雑さが感じられる高品質なスパークリングワインが生み出されます。
サスティナビリティ

設立以来、ドメーヌ・カーネロスは、優れたぶどうとワインの生産をしながらも、できる限り環境に負荷をかけないように持続可能性の限界に挑戦してきました。
建物を地下や丘陵地に建てることによる涼しい環境の創出、ワイナリー処理水の灌漑などへの再利用、そして2003年には当時世界中のワイナリーの中で最大規模であったソーラーシステムの導入など、ワイナリー内でのエネルギー循環を構築しています。現在再生可能エネルギーにより電力の85%以上をまかなっています。

また、ワイナリーでは、2010年から再利用プログラムを導入し、コルクなど総パッケージの約25%を再利用しています。さらに、2013年からコンポスト(堆肥)化プログラムを実施。食品の堆肥化により、企業全体として推定4,000t以上の温室効果ガス排出量を削減しています。
カリフォルニア サステナブル ワイングローイング アライアンス、ナパ グリーン ヴィンヤード&ワイナリー、フィッシュ フレンドリー ファーミングなどのサスティナビリティに関する認証を取得するとともに、長年にわたる環境保全への取り組みが評価され、さまざまな賞を受賞しています。