
メゾンの歴史を象徴する品種ピノ・ノワールとムニエのブレンド
エッセンシエル ブラン・ド・ノワールは、シャンパーニュ地方で育てられる大切な黒ブドウにオマージュを捧げるものです。パイパー・エドシックのシャンパーニュの多くは、黒ブドウ品種主体で造られています。パイパー・エドシックとレア・シャンパーニュのシェフ・ド・カーヴを務め、IWCスパークリングワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを8回受賞している伝説とも言える醸造家レジス・カミュがシェフ・ド・カーヴの時代に、まだほとんど使われることのなかった、コード・デ・バールのピノ・ノワールに注目したのもパイパー・エドシックです。ピノ・ノワールはメゾンの歴史を象徴する品種であり、その神髄を余すところなく表現するその比類なきスタイルは、創業以来、舌の肥えたワイン通の間で存在感を発揮してきました。
エッセンシエル ブラン・ド・ノワールは、モンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、コート・デ・バールの18クリュのブドウを使い、セカンドリリースとなる今回のキュヴェは、ピノ・ノワール84%とムニエ16%のブレンドで造られます。この割合は、従来の枠におさまらない独自の表現のためにシェフ・ド・カーヴが編み出した、言わばブレンドのアートです。

従来の枠に収まらない独自のスタイル
エッセンシエル ブラン・ド・ノワールは、エッセンシエルシリーズの他の商品と同様に、長期熟成、ロー・ドザージュで造られたエクストラ・ブリュットのシャンパーニュです。
シャンパーニュ地方独自のサステナブル認証であるVDC認証を取得した区画のブドウのみを使用しています。2023年に発売された、ファーストリリースは、認証を取得した区画のブドウだけで造るために、ノン・ヴィンテージながら、リザーヴワインを使用せず2019年ヴィンテージのワインのみで造られていました。今回のキュヴェは、2020年ヴィンテージのベースワインに、28%のリザーヴワインが加えられています。
エッセンシエル ブラン・ド・ノワールは、ブラン・ド・ノワールのステレオタイプを覆す、大胆なフレッシュ感とエレガンスを追求したスタイルに仕上がっています。キーワードは「バランス」。個性とエレガンスが融合し、フレッシュ感とバランスのとれたアロマ、テロワールの正しい解釈が複雑さを引き出しています。パイパー・エドシックと同様に、このブラン・ド・ノワールも従来の枠に収まることなく、さまざまな味わいの可能性を提案しています。