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ワイナリー便り 
-2026年4月-

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ワイナリー便りは、毎月、世界各地のワイン産地から、畑やワイナリーの情報などをお届けしていきます。畑の様子、季節の移ろい、ワイン造りの現場。グラスの中だけでは見えない、生産地の「今」を、現地からの声とともにご紹介します。
2026年4月は、イタリア フリウリ・ヴェネツィア・ジューリアから。

これからの季節におすすめ!フリウリの名門、白ワインのスペシャリストの「アテムス」
イタリアの北東部、オーストリア及びスロベニアに隣接する国境の州であるフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア。アテムスは、このフリウリのゴリツィア県ルチニコの地に1106年から続く長い歴史のある家系で、フリウリの中でも最も古いワイナリーの一つです。白ワインのスペシャリストとして知られ、ピノ・グリージョ、ソーヴィニヨン・ブラン、リボッラ・ジャッラなどから、その特徴を見事に表現したワインを生み出します。気温が上がり始めるこれからの季節、アテムスのさわやかな味わいはおすすめです。

アテムスのワインに欠かせない3要素・・・「光、天候、ポンカ土壌」

冬の剪定

フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア東部に位置するアテムスの畑は、南向きの斜面に広がり、春から夏にかけてたっぷりとした光を享受します。アドリア海からの穏やかな風と、背後のアルプス山脈に守られた寒暖差のある気候が、ブドウに香りと酸をもたらします。また、コッリオエリアを中心に見られる、この地特有の泥灰岩と砂岩が層を成すやわらかな「ポンカ土壌」は水はけが良く、ミネラル感と奥行きのある味わいを生み出す重要な要素です。

春のワイナリー

冬の剪定

4月のアテムスの畑では、冬の眠りから目覚めたブドウ樹が芽吹きの季節を迎えます。畝の間には若草が生え、丘陵地一帯がやわらかな緑に包まれます。生育の方向を見極めながら芽かきなどの細やかな作業が始まり、栽培チームは日々畑を巡回。穏やかな春の日差しと時折の雨が、健やかな一年のスタートを支えています。

写真に写っているのは、アテムスの醸造責任者兼テクニカルディレクターのジャンニ・ナポリターノ。

春を思わせる色合い・・・ヴェネツィア帝国からの伝統的な醸造方法でつくる「ピノ・グリージョ・ラマート」

冬の剪定

ピノ・グリージョの果皮は、「グリージョ(灰色)」の名の通り、灰色を帯びた薄ピンクから紫の特徴的な色合いをしています。アテムスのピノ・グリージョ ラマートは、発酵前に果皮と接触させる伝統的な製法により、ほのかな銅色を帯びた美しい色合いが特徴です。白桃や柑橘、赤い果実のニュアンスが調和し、春にふさわしい軽やかさと奥行きを備えています。野菜を使った前菜や魚介料理と相性が良く、春の食卓やテラスでの一杯に、季節の訪れを感じさせてくれる1本です。その色合いと味わいをイメージして仕立てられた、バラが描かれたやさしい桃色のラベルも魅力です。