ワイナリー便り
-2026年6月-
2026年6月は、アルザス ドメーヌ・ツィント・フンブレヒトの畑から。
クロ・ヴィンスヴュールの畑から
アルザス ユナヴィール村にある、標高が高く冷涼で、石灰質土壌(ムッシュルカルク)の単一畑クロ・ヴィンスヴュール。美しい酸とフィネスを備えた、グラン・クリュに勝るとも劣らない素晴らしいワインが生まれます。この畑から、ドメーヌの現当主オリヴィエ・フンブレヒトが、2回にわたりメッセージを届けてくれました。
素晴らしい天候に恵まれている2026年
2026年ヴィンテージについて、現時点の状況をお知らせします。
5月30日、私はユナヴィール村のクロ・ヴィンスヴュールの畑にいます。
4月はかなり気温が低かったのですが、5月は一転して晴天に恵まれ、乾燥したよい天候となりました。ご覧の通り、空もとても澄んでいます。
ここクロ・ヴィンスビュールで、(下の画像の)左に新しく植樹されたリースリングの区画が見えます。さらに左には、ツィントのキュヴェおよびクロ・ヴィンスヴュールの新しいクレマンに使用されるシャルドネの畑が広がっています。
(画像の)右側、畑を下ると、上部にはゲヴュルツトラミネール、次にリースリングの区画が続きます。さらにピノ・グリの畑が広がり、その背後にはユナヴィールの有名な教会が見えます。
遠景にはユナヴィールの教会が、そしてさらにずっと遠くにはドイツの「黒い森(シュヴァルツヴァルト)」まで見ることができます。これほど鮮明に見えるのは、とても珍しいことです。
開花は5月20日過ぎに始まり、現在ほぼすべての区画で終了しています。とてもスピーディーな開花で、これは私たちにとってよい兆候です。開花が均一に進むことで、収穫期の成熟も揃いやすくなります。
収穫はおそらく、8月25日前後に開始し、順調に進めば9月中旬までに完了する見込みです(もちろん天候次第ではありますが)。
ブドウ樹の様子
6月16日、私はまたこの畑に来ています。とても美しい天気です。
今日はとても暖かく、かなり暑くなりそうです。
ここ数週間でブドウのつるは本当によく伸びました。ご覧のとおり、葉や枝はすでに一番上のワイヤーよりもかなり上まで成長しています。
私たちのチームはとても忙しく作業を進めています。ブドウ樹の生育のスピードが非常に速いため、キャノピーの調整(葉や枝の管理)を行い病害に気をつけています。この素晴らしい天候のおかげで、現時点では大きな病害は見られませんが、引き続き注意を払い定期的な防除作業を行っていきます。
ピノ・グリの果実は、今はちょうど小さなエンドウ豆くらいの大きさです。
開花は約2週間半前に終わり、これらの実は、ほどなく最終的な大きさまで成長していくでしょう。
日本の皆さまもお元気でいらっしゃることを願っています。
それではまた。
オリヴィエ・フンブレヒト