テヌータ・ルーチェ　ルックス・ヴィティス　2015
Tenuta Luce　Lux Vitis

フィレンツェの名門フレスコバルディ家と「カリフォルニアワインの父」ロバート・モンダヴィのジョイントベンチャーで生まれたモンタルチーノのスーパープレミアムワイン　ルーチェ。その醸造チームが手掛けるかベル・ソーヴィニヨンのワインがルックス・ヴィティスです。全ては2004年に植樹されたカベルネ・ソーヴィニヨンの畑から始まりました。年を経るごとにその畑の素晴らしさを実感していた醸造家チームは、カベルネ・ソーヴィニョンを通じてテヌータ・ルーチェのテロワールを表現できる最高級ワインをつくろうと決心しました。より個性豊かに仕上げるため、サンジョヴェーゼを少量加えています。ルックス・ヴィティスという名は、全てのものに命をもたらす「光」への敬意を表して名づけられ、エチケットは宇宙のビックバンをイメージ、新しい生命の誕生を表現しています。
冬の間の例年通りの雨で土壌は水分を蓄え、萌芽は4月初旬に始まりました。陽が照り乾燥した気候のもとブドウ樹は規則的に成長し、生育の全ての期間において、ブドウは健全な状態で保たれました。酷暑の夏ではありましたが8月初旬の2度の降雨で緩和され、ブドウがストレスなく均一に力強く成熟するための条件が揃いました。記念すべきルックス・ヴィティスのファーストヴィンテージは、素晴らしいブドウから造られました。

豊かで複雑味があり、地中海を思わせるキャラクターがあります。ジンジャーブレッドのスパイスやブラックチェリーなどの熟した黒系果実の香りが際立ちます。口に含むと、緻密なタンニンをとともに力強さが感じられます。いきいきとしたさわやかさは甘さのニュアンスとバランスがとれ、凝縮した、しかし主張しすぎないストラクチャーがあります。素晴らしい余韻が長く続きます。

牛肉や子羊のローストなどとよく合います。