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ニューヨーク・ワイン・エクスペリエンス

                                                                                                                                                                                                                                    

「ニューヨーク・ワイン・エクスペリエンス グランド・テイスティング」に参加してきました!
年に一度、アメリカを代表するワイン専門誌「ワイン・スペクテイター」誌が主催!

10月18日(木)、19日(金)の2日にわたり、タイムズ・スクエアにあるマリオット・マーキーズ・ホテルで、アメリカの代表的なワイン専門誌「ワイン・スペクテイター」が主催する世界のワイン愛好家向けの大試飲会「第42回ニューヨーク・ワイン・エクスペリエンス グランド・テイスティング」が開催されました。ユアセラーでおすすめしている生産者が多数出展しておりましたので、当日サーブされていた銘柄とともにご紹介いたします。

この有料試飲イベントは、毎年10月第3週の木・金の19:30~22:00に開催されています。ワイン・スペクテイター誌に招待された260を超えるワイン生産者が、同誌で90点以上を獲得した1種類のワインを出展し、事前に$400/回のチケットを購入して集まった各日1,000名あまりのワイン愛好家へ、ワイナリーオーナーまたはワインメーカー自らがサーブするという、ワイン愛好家にとって垂涎の試飲イベントなのです。

今年のイベントには、ユアセラーがおすすめする生産者の中からなんと13もの生産者(ブランド)が選抜されていました!それぞれの生産者がサーブしていたワインをリストでご紹介します。

  出展アイテムリスト >>  

また、ページ下方でもご紹介していますのでぜひご覧ください。
これらのワインはどれも素晴らしい銘醸ワインばかりで、甲乙つけがたいところですが、会場で試飲した中で特に個人的に印象に残ったワインをご紹介します。

シャルル・エドシック ブラン・ド・ブラン(販売価格15,950円)

WS:92p
こちらのシャンパーニュはノン・ヴィンテージ品でありながら、会場では、ポール・ロジェ ブリュット キュヴェ・サー・ウィンストン・チャールズ 2015、ボランジェ ブリュット ラ・グラン・ダネ 2014、ペリエ・ジュエ ブリュット ベル・エポック 2013といった著名なシャンパーニュハウスのプレスティージュ・キュヴェのブースと一列に隣り合って並んでいました。それでも味わいについて、その中でひときわ輝いていた印象で、改めて、シャルル・エドシックの凄さを感じました。複数年のリザーヴワインに由来する複雑味のある豊かな柔らかさを背後に忍ばせつつ、ブラン・ド・ブランらしい凛としたハリのある酸味が全体を突き抜けて骨格となっています。このシャンパーニュを嗜んだ後に、他のシャンパーニュを試飲すると、このバランス感とインパクトを上回るシャンパーニュには出会えませんでした。


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レア・シャンパーニュ レア 2013(販売価格44,000円)

WS:95p
レア・シャンパーニュのブースは、シャルル・エドシックと別のフロアだったため、シャルルや他の有名なプレスティージュ・キュヴェとの比較はできませんでしたが、口当たりから非常に雄大で芳醇、トロピカルな印象から時間の経過とともに、ミネラルと豊かな酸味の余韻のステージへとシームレスに移行し、最後まで完璧に多次元的な美味しさを貫き通す偉大なシャンパーニュでした。味わいの構成については、赤ワインでいえば、まるでボルドーの優美なグラン・ヴァンを思い起こさせるレベルに驚かされました。


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ルイ・ジャド ボーヌ・プルミエ・クリュ クロ・デ・クシュロー エリティエ・ルイ・ジャド 2020
(販売価格11,000円)

WS:93p
ルイ・ジャドのブースは、ピノ・ノワールが並ぶエリアにありながらも、周囲はカレラ、サンフォード、ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン、ベルグシュトローム、クラウディ・ベイといったフランスではないニューワールドの著名ワイナリーに囲まれていたため、かえって唯一無我のスタイルにより際立っていました。口当たりは他の銘柄と比較してスリムな果実味ながら、口中しなやかで洗練された酸味が舌をしっかりと捉え、美しい余韻へ誘うとともに、最後に次の1杯が欲しくなるかのような戻り香が漂う繊細な味わいで、正にブルゴーニュの王道を感じさせてくれました。


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シャトー・ラ・フルール・ペトリュス ポムロール 2018(販売価格41,800円)

WS:94p
こちらは、同じくJ.P.ムエックスがカリフォルニアに保有し絶大な人気を誇るドミナスのブース近くにレイアウトされていたため、ドミナスと比較してその偉大さを楽しむことができました。改めてこのような場で比較して味わうと、ドミナスはナパ・ヴァレーらしい太陽を感じさせる充実した果実味を存分に携えながら、どこか鉛筆の芯のような引き締まった味わいが全体の骨格となり、抑制することでバランスを造り上げています。一方、ラ・フルール・ペトリュスは、適度な果実感と細かな土のようなニュアンスが最初から一体となっており、中盤から現れてくる鉛筆の芯のような硬いニュアンスへと美しく繋がっていくため、全体が一つの美しいストーリーとして織りなされていく味わいの変遷が素晴らしいと感じました。そこがドミナスとの一つの違いであるように思います。


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さて、260種以上の綺羅星のようなワイン全てをわずか2時間半の制限時間で試飲するのはほぼ不可能ですので、ユアセラー取扱いのワイナリーのワインを可能な限り試飲するために、世界中から参加しているワイン愛好家の人の群れをかき分け、次から次へと試飲して回りましたが、世界的に人気を博しているオーパス・ワン 2015(93点)、シャトー・オー・ブリオン 2007(91点)、ガヤ バローロ・スペルス 2018 (94点)らは、開始から1時間以内にすでに飲み干されていました。また、ユアセラーが取り扱う中で最も評価が高く、お値段も一番高いワインの一つであるグランジ 2018(98点)もすでに当日分は全て飲み干され、スタンドには誰もいない状態となっていましたので、残念ながら試飲できませんでした。

今回、260種類以上の中から試飲する優先順位を付け、なんとか時間内に80種類くらい(同誌提示のアメリカでの参考販売価格を合計すると$17,000以上に相当するワイン)を試飲することができました。今回のグランド・テイスティングでは、銘醸ワインの試飲だけではなく、マリオット・マーキーズ・ホテルのワインに合うお料理の数々を、自由にワインとともに(立食にはなります)楽しむことができます。試飲会に参加するためにニューヨークまで行くのはたいへんですが、それに値するプライスレスな体験になるでしょう。

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