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ルーチェ(伊・トスカーナ)

            

テヌータ・ルーチェOrigins

1995年、イタリアのトスカーナに20世紀を代表する2人の偉大なワイン醸造家、ヴィットリオ・フレスコバルディと、カリフォルニアワインの父ロバート・モンダヴィによって創設されたワイナリーがテヌータ・ルーチェです。
2人の夢は、お互いの文化・情熱を融合させることにより、モンタルチーノの地で前例のないユニークで傑出したワインを造ることでした。
カベルネ・ソーヴィニヨン主体のスーパータスカンが全盛期の中、国際品種であるメルローとモンタルチーノの土着品種であり誇りでもあるサンジョヴェーゼのブレンドで造られた、モンタルチーノ初のワイン「ルーチェ」を生み出しました。発売当初から瞬く間に人気となり、初リリースから20年経った今でもなお、偉大なスーパータスカンとしてその光「ルーチェ」は輝き続けています。

2023年アレッサンドロ・マリーニ氏来日

2019年からテヌータ・ルーチェに加わったワインメーカーが、アレッサンドロ・マリーニ氏です。現在は、社長のランベルト・フレスコバルディ氏とともに、ルーチェのヴィジョンや価値を引き継ぎ、ワイン造りを行っています。
イタリアのアンコーナ大学でワイン栽培醸造の学位を取得後、カリフォルニアのナパやボルドーのフィジャック、トロタノワ、レグリーズ、ベルフォン・ベルシエなどの名門シャトーで研鑽を積み、29歳という若さながらルーチェの醸造責任者に就任。各地で様々な経験を積んでいく中で、ワイン造りはテロワールに深く関係していると確信し、テロワールを理解し尊重することこそが、ブドウの特徴を表現した偉大なワインを造るために必要不可欠だと考えていると言います。ブドウ栽培においては、有機農法で持続可能な農業を目指し、また醸造においてはテロワールの自然な表現を尊重し、極力人の手は加えないように徹底しています。

ルーチェ 2020ヴィンテージ

今回、ルーチェやルチェンテの新しいヴィンテージとなる2020年ヴィンテージが到着しました。2020年のヴィンテージは一言で表すと「バランスとハーモニー」。リリース直後からみずみずしさのある酸味と柔らかいシルキーなタンニンが楽しめるのが特徴で、同時に長期熟成も可能なヴィンテージと言われています。 2020年の春は快晴が続き、5月6月と数回雨が降ったことから少し早めの5月最終週には開花しました。
夏は暑く乾燥した季節となりましたが、理想的な昼夜の寒暖差があり、また8月の最終週には恵みとなる雨が2回降り気温が低下したため、ブドウは順調に完熟し、健全でアロマをふんだんに含んだポテンシャルの高いブドウに育ちました。
マリーニ氏によると「素晴らしいワインに仕上がってほっとしています」とのこと。 2020年の新しいヴィンテージもぜひお楽しみください。

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