ドメーヌ・ツィント・フンブレヒト　ツィント　2020
Domaine Zind-Humbrecht　Zind

1959年創業の高品質アルザスワインを造る一流ワイナリー。フンブレヒト家の歴史は1620年に遡り、高名な5つのグラン・クリュを含む40haの自社畑を所有しています。ビオディナミ農法を実践し、畑のテロワールの特長を最大限に表現しています。
ツィントは、オーセロワをブレンドし、AOCアルザスでは認められていないシャルドネを約70％使用しているため、ヴァン・ド・フランスに分類されます。そのため、ヴィンテージの表記はなく、暗号記号のようにラベルに描かれているので探してみてください。（例えば、2018ヴィンテージの場合は、Z○18（ゼット／樽の絵／18）と記載されています。）クロ・ヴィンスヴュールの畑は、標高が高く、酸とミネラルを伴ったしっかりとしたストラクチャーが特長の、とてもエレガントなスタイルのワインを生み出します。父レオナール・フンブレヒトは、シャルドネをクロ・ヴィンスヴュールの最も涼しい場所、森に近い場所に植えることにしました。冷涼な気候、岩の多い石灰岩の土壌という環境で、このブドウの優れたストラクチャーと酸を保つ力が発揮されるからです。ゆっくりと発酵し、辛口に仕上げています。インダイス1（残糖0.5g／L）。

ミネラルを含んだ上品な香り。石灰岩の影響が如実に現れており、若いツィントは引き締まった印象で開くのに時間がかかりますが、やがてフレッシュな柑橘類のアロマと、とりわけ濡れた石のニュアンスが現れます。口に含むと、クロ・ヴィンスヴュールのワインの典型的なデリケートさが感じられます。このワインのエネルギーは、熟れた唾液を誘う酸味に支えられています。とても長い余韻が続きます。

サラダ、フレッシュなシーフード、エビ、カニ、ロブスターなどに合い、どのようなシーンでも楽しめます。