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唯一無二の個性を持つ美酒「アマローネ」

アマローネトップ画像
深み、複雑さ、官能的な魅力を持つ偉大なワイン アマローネ。
大ワイン産地であるイタリアの北東部に位置するヴェネト州の、
DOCヴァルポリチェッラが造られる美しい丘陵地帯から生まれる特別なワインです。
アマローネは世界中で大人気で、生産本数も2009年からの10年間で75%増と大きく伸びています*
 * Valpolicella Consorzio Tutela Vini

INDEX

  1. アマローネを特別なものにするアパッシメント >>
  2. トンマージのアマローネ >>
  3. トンマージが所有するクラッシコ地区の名高い畑 >>

アマローネを特別なものにするアパッシメント

アマローネだけの唯一無二の特別な個性が生まれる最大の秘密は、イタリアでアパッシメントと言われる陰干しによる製法です。
アパッシメントは、アマローネ、レチョートを醸造する時に使われる製法で、厳選したブドウをアレーレと呼ばれる竹を並べたラックの上で100~120日間乾燥させます。 伝統としてしっかりと受け継がれている、ヴァルポリチェッラ地区の巧みの技です。(ソアーヴェやトスカーナなどでも使われます。) アパッシメントの期間は、風通しや湿度などに気を付け、ブドウの状態を注意深くチェックする必要があります。

アパッシメント

アパッシメント製法を用いることによって、ブドウの実から水分が蒸発し、糖分(潜在アルコール)、酸、色、タンニンとフレーヴァーが凝縮されます。 また、乾燥したブドウの中で起こる化学的変化により、グリセロールが作られ、なめらかで豊かな口当たりも加わります。 ブドウの重さはおよそ30~40%少なくなります。こうしたブドウから造られたワインは、凝縮感があり複雑で、タンニンと酸のストラクチャーを備えたものとなります。 甘口のレチョートと異なり、アマローネは、辛口かオフ・ドライに仕上げられ(残糖は5~9g/L程度のことが多い)、アルコール度数は14%以上になります。

アパッシメント前後のブドウ

トンマージでは、1本のアマローネを造るために、平均で10kgもの乾燥させたブドウを使用します。

アマローネはレチョートと同様、DOCヴァルポリチェッラ内で造られます。 使われるブドウ品種は、コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、コルヴィノーネ、ロンディネッラ、モリナーラなど。コルヴィーナは、果皮が厚く、アパッシメントに適したブドウです。 アマローネは、樽で最低2年間、リゼルヴァは4年間の熟成期間が必要とされています。

こうして、時間と手間をかけ、他にはない個性を持つアマローネが誕生します。

トンマージのアマローネ

トンマージは、ヴァルポリチェッラの中心地に位置し、1902年の創業以来地元に深く根差したワイン造りを行っています。 現在4代目で、ワインは全て242haの自社畑から造られます。アマローネ・ファミリーの一員でもあり、素晴らしいアマローネの造り手として定評があります。 トンマージ家はアパッシメント製法を忠実に守り、正統な技を継承しています。現在、別ブランドであるデ・ブリスを含め3種類のアマローネを造っており、いずれもクラッシコ地区の名高い畑から産出され、畑の違いによる個性を持ち併せています。 凝縮感がありながらエレガントで、30年以上の熟成ポテンシャルを持ちつつ、リリース時にも美味しくお飲みいただけるワインに仕上げています。

収穫

アマローネに使うブドウ品種は、コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、コルヴィノーネ、ロンディネッラ、ワインによっては、古くからの土着品種であるオセレータも使用します。 コルヴィーナとコルヴィノーネは骨格を、ロンディネッラは色を、オセレータは豊かな香りと酸をワインに与えます。
オセレータは、非常に房が小さく、栽培も難しい上に、陰干しするとほんの少量のワインにしかならないため、コストパフォーマンスが悪く消えつつあった品種ですが、トンマージではずっと大切にしており、とても重要だと考えています。 少量でも凝縮感のある品種なので、ブレンドで役割を担っています。

ちょうどよく熟したブドウの実を選り抜きながら手摘みで収穫します。 空気が循環できるよう実同士がくっつき過ぎていない、まばらな房を選びます。 収穫したブドウは穴のあいた大型プラスチックケースに広げ、風通しを良くします。
そして、アパッシメントの工程に入るのです。アパッシメントの期間は、ワインによって異なります。




TSアマローネ

トンマージ
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ 2019

トンマージのフラグシップワイン。骨格、タンニン、エレガントさ、果実味の素晴らしいバランスを兼ね備えています。 そのスタイルの表現に妥協は一切なく、ヴィンテージに納得いかない年は生産を見送ります。
しっかりと酸がありエレガントで、ピエモンテのワインや、果皮の薄いブドウ品種のワインがお好みの方にもおすすめしたいワインです。

畑:ラ・グロレッタ、コンカ・ドーロ
品種:コルヴィーナ・ヴェロネーゼ 50%、ロンディネッラ 30%、コルヴィノーネ 15%、オセレータ 5%
アパッシメント:100日
熟成:35/65hLのスラヴォニアンオークにて3年間熟成

TSカ・フローリアン

トンマージ
カ・フローリアン アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ・リゼルヴァ 2011

ワイナリー近隣の丘の上にあるカ・フローリアンという単一畑から造られます。トンマージのトッププレミアムワインとして、ブレンド比率や、陰干しの方法、熟成期間など全ての点において、このワインのための特別な方法で生産しています。 長期熟成を経てようやく仕上がる厚みのある豊かな味わいはとても魅惑的です。年間の生産本数は8千本程度の希少限定品。

畑:カ・フローリアン
品種:コルヴィーナ・ヴェロネーゼ 75%、コルヴィノーネ 20%、ロンディネッラ 5%
アパッシメント:120日
熟成:4年間熟成(1年間フレンチオーク+3年間35hLのスラヴォニアンオーク) 1年間瓶熟成

デ・ブリス

トンマージ
デ・ブリス アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ・リゼルヴァ 2009

「デ・ブリス」は、ヴァルポリチェッラの2000年の歴史をカプセルにしたような歴史的な別荘の名前で、醸造から熟成までデ・ブリスの建物で行われています。 樽熟5年、瓶熟6年以上と熟成期間が長く、トンマージとヴァルポリチェッラの伝統を表現したラグジュアリーワインです。

畑:ラ・グロレッタの一番高所にあるデ・ブリス区画(1.9ヘクタール)
品種:コルヴィーナ・ヴェロネーゼ 65%、コルヴィノーネ 24%、オセレータ 6%、ロンディネッラ 5%
アパッシメント:110日
熟成:ヴィッラ・デ・ブリスの古いセラーの中で15~35hLのオーク樽にて5年間年熟成

トンマージが所有するクラッシコ地区の名高い畑

ヴェネト州の西部寄りに位置するヴァルポリチェッラ。主に石灰質、凝灰岩土壌で、バルドリーノ地区より気候は冷涼です。 ロンバルディア州にまたがるガルダ湖周辺は、湖の影響でとても温暖で、その影響はヴァルポリチェッラ地区にも及びます。 ガルダ湖からの暖かい風と、北にそびえるモンティ・レッシーニ山塊からの冷たい風により、昼夜の温度差が大きく、ブドウのアロマの形成に良い影響を与えています。

ヴェネト地図

クラッシコ地区は、DOCヴァルポリチェッラの西部に位置し、北の山麓丘陵地帯は石灰岩と粘土、火山性の土壌を持ち、ブドウはゆっくり成熟し、高い酸と風味を得ることができます。
トンマージは、クラッシコ地区での畑の所有面積の大きなワイナリーです。

ヴァルポリチェッラクラッシコ地区地図


ラ・グロレッタ La Groletta vineyard

グロレッタ

ラ・グロレッタはサンタンブロージョ・デッラ・ヴァルポリチェッラ村の標高250mのグローラの丘にある畑です。 この畑の名前は、小さな黒いカラス「グロレッタ」が丘のブドウを祝福したという、ヴァルポリチェッラのブドウの起源にまつわる地元の物語に由来していると言われています。

ラ・グロレッタはヴァルポリチェッラ・クラッシコ地区の中でも最高の畑の一つで、南西向きで、水平線にガルダ湖を見渡し、北のレッシーニ山脈に守られた自然のテラスに位置します。 この地域は氷河期に形成されたため、石灰質で化石に富み、水はけが良い土壌です。大きな日較差、日照、湖からのほぼ絶え間ない風が、樹齢30年のブドウ樹にとって完璧な条件を整えています。

デ・ブリス区画
デ・ブリスのブドウ

標高300m程の最も高い位置にある1.9ヘクタールは、デ・ブリスのための区画です。包み込むような香りと味わいを願い、低収量品種が育てられています。
畑は、コルヴィーナ、コルヴィノーネ、ロンディネッラ、オセレータを、1ha当たり6,500本の密植度で植えており、アマローネの生産に専念しています。


コンカ・ドーロ Conca d' Oro vineyard

コンカ・ドーロ

ヴァルポリチェッラ・クラシッシコ地区の丘陵の中腹に位置する畑です。深部に化石が豊富な、活性石灰岩を多く含む水はけの良い土壌です。 これにより、複雑で骨格のある、フローラルと表現するようなエレガントなブーケがワインにもたらされます。 この畑では、アマローネ、リパッソなどのためのブドウを生産しています。土着品種であるコルヴィーナ、コルヴィノーネ、ロンディネッラだけでなく、国際品種であるカベルネ・フランも植えられています。

カ・フローリアン Ca' Florian vineyard

カ・フローリアン

カ・フローリアンの畑は、ワイナリー近くの丘の頂上にあり、創設者のバチスタが初期に植えた畑です。唯一、ぺルゴラ・ヴェロネーゼ(他はすべてグイヨ)で仕立てられています。 土壌に含まれる鉄分とマグネシウムの酸化による黒い色合いを持つ粘土質土壌です。 カ・フローリアンのクリュは、マラスカチェリーなどの濃い赤い果実のノートに加え、甘いスパイスのアロマを持ち、厳格さとエレガンスで備えた、熟成ポテンシャルを持つワインを生み出します。