「眠れる森の美女“La bella addormentata”」の
シルエットを持った山「グラン・サッソ」

「グラン・サッソ」（伊語で巨大な岩の意）は、アブルッツォ州にある、アペニン山脈最高峰2,912mの山の名に因んで名付けられました。
「眠れる森の美女（“La bella addormentata”）」のシルエットを持つと言われる山です。

アブルッツォの多様なコントラストが
育む高品質ワイン

イタリア半島中部に位置するアブルッツォ州は、北をマルケ州、南をモリーゼ州、西をラツィオ州に囲まれ、東はアドリア海に面しています。 州の西にはアペニン山脈があり、アドリア海との間には丘陵地帯が広がっていますが、州土の多くは山岳地帯です。

■ミクロクリマ
アドリア海を望む海岸と山岳地帯に囲まれた内陸は、無数のミクロクリマを生み出します。 アペニン山脈からの冷たい風とアドリア海からの潮風により熱が循環し、気温差が生まれます。 ワインに力強い香りと理想的なの酸を生み出す秘訣です。

■地中海性気候
この地域は、夏は晴れて暖かく乾燥し、冬は穏やかで雨が多い地中海性気候です。 同時に、イタリアの中央を南北にのびるアペニン山脈の影響も強く受けています。 内陸部は標高が高くなり、冷涼になります。山の麓は温暖ながら昼夜の温度差が大きくブドウの栽培に理想的な気候となっています。 ほとんどのブドウ畑は、海と山の両方の影響を受けています。

■汚染されていないエリア
グラン・サッソのワインに使われるブドウが栽培される畑があるのは、 工場やその他の汚染活動がなく、晴れた澄み切った空と新鮮な空気のあるエリアです。夜は気温が下がり、涼しくなるため、ほとんどのブドウ畑は害虫や病気を駆除するための化学薬品を必要としません。

愛情を込めて育てた
高品質のブドウのみを使用

自社畑、および長期契約による畑はアブルッツォの中でも特に品質の高いワインの産地として知られるテラモとキエティの丘の中腹にあります。 特に、テラモの丘陵地帯の畑は、DOCモンテプルチアーノ・ダブルッツォの中でも「コッリーネ・テラマーネ」という独立したDOCGに認証されており、力強く長期熟成可能なワインが造られます。> ブドウの生長の様子は常に自社の栽培技術者によってモニタリングされ、成長過程で品質を高めるための努力を行っています。 成熟度の高い、凝縮した風味を持つブドウを得るために、グリーン・ハーベストなどにより収量を低く抑えています。 ブドウは、畑での収穫時とワイナリー到着後に、丹念に選別されます。

醸造コンサルタントに
アルベルト・アントニーニ氏を起用

グラン・サッソでは醸造コンサルタントに、アルベルト・アントニーニ氏を起用しています。 これまでにフレスコバルディやコンチャ・イ・トロなど20以上のワイナリーでコンサルタントとしての経験を持ち、2015年7月のDecanter誌では「世界で最も優れたワインメーカー」のうちのひとりにも選出されました。 グラン・サッソでは創業当時から、高品質のワインを造り続けるうえで、欠かすことのできない存在となっています。